10月7日に亀田和毅のフェザー級の試合が行われました。対戦相手は南アフリカのレラト・ドラミニ選手。
この試合は亀田選手はスーパーバンダム級から階級を変えてからの最初に試合です。
結果は惜しくも判定負けとなってしまいましたが、そんな亀田選手をネットで検索すると、「亀田和毅 逃げた」というワードが出てきます。
一体、亀田和毅は何から逃げたのか?を解説していきます。
亀田和毅は井上尚弥から逃げたと言われている
「亀田和毅 逃げた」の真意をしては、亀田和毅は井上尚弥から逃げたと言われているようです。
井上尚弥は言わずと知れた現WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者。
そんな世界チャンピオンから逃げたと言われる理由は何なのでしょうか。
亀田和毅が階級をフェザー級に変えたことで逃げたと言われている
亀田選手はかねてより、井上選手と対戦したいことを語っていましたが、井上選手がいるスーパーバンタム級での対戦を断念。
フェザー級に階級を上げ、フェザー級でチャンピオンになり、井上選手を迎え打つというシナリオを描いているようです。
そこで階級を上げたことが「亀田和毅は井上尚弥から逃げた」と言われている理由です。
亀田和毅の階級とこれまでの戦績
亀田選手のこれまで戦績は43試合40勝(22KO)4負という結果。(※10月8日時点)
階級はスーパーフライ級(52.16kg以下)〜スーパーバンタム級(55.34kg以下)を中心に試合を組んでいます。
バンタム級(53.52kg以下)ではWBO世界バンタム級王者になっており、スーパーパンダム級でもWBC世界スーパーバンタム級暫定王者になっています。
井上尚弥から「逃げた」というより、「実現しなかった」が近い
亀田選手が階級を上げたことにより、井上選手から逃げたと言われていますが、対戦が実現しなかった理由は亀田選手が「逃げた」というよりも様々な理由で「実現しなかった」が近いようです。
井上選手との対戦がスーパーバンタム級で実現しなかった理由
WBA世界スーパーバンタム級1位だった亀田選手は、同階級王者のマーロン・タパレス選手(フィリピン)への挑戦権を有していました。
しかしWBAはタパレス選手は亀田選手との対戦よりも、井上選手の対戦を優先することを表明。(実際に2023年内に井上選手とタパレス選手の対戦が実現することが近いです。)
WBAは亀田選手には、WBA前王者のムロジョン・アフマダリエフ選手に(ウズベキスタン)と対戦し、そこで勝利できれば、井上選手VSタパレス選手の勝者に挑む権利を与えるとしたよう。
▼井上選手とタパレス選手
次の試合でタパレス選手と対戦したかった亀田選手には不遇な対処です。
それらの理由で亀田選手はフェザー級に階級をあげ、井上選手を迎え打つと考えたようです。
実際、ドラミニ選手との試合前の記者会見でも以下のように発言しています。
「一度は世界王者・マーロン・タパレス選手への挑戦が承認されたものの、話が白紙となってしまった。今回の件はものすごく辛い気持ちでした。全てのボクサーが世界王者になるために毎日汗水たらして練習を頑張ってる。それは自分も同じです。この2年、ルールに沿って挑戦権も取って権利も獲得しWBAの1位までたどり着いた中で、こういうことがあったので」
【記者会見】亀田興毅ファウンダー「井上尚弥vs亀田和毅の実現は遠くない話」亀田和毅「まずはフェザー級で世界王者に」重岡兄弟はダブルKO宣言で王座統一へ!
「亀田和毅は井上尚弥から逃げた」のまとめ
・亀田和毅は以前より井上尚弥との対戦を熱望。
・さまざまな理由で井上尚弥のいる階級(スーパーバンダム級)での対戦実現が困難になった。
・それを踏まえて、亀田和毅はフェザー級に階級を上げ、そこで井上尚弥と対戦したいと考えている。
「亀田和毅 逃げた」という言葉だけ聞くと、あたかも亀田和毅が井上尚弥のいる階級から逃げたように捉えられますが、実際は様々な理由で同じ階級での対戦が困難になった。
そこで、階級を上げそこで井上尚弥を迎え打つと考えていることから、「亀田和毅が井上尚弥から逃げた」とは考えずらいと思います。